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2011年3月11日金曜日

AutoCAD / AutoCAD LT NOTE..

ACP / AutoCAD Career up Program

■ AutoCADを覚えたいという新入社員に対しての教育(トレーニング)で、古い仕様・機能でAutoCADを教えていたりしませんか?
せっかく製品をバージョンアップしても、使い方が以前と変わっていない…、というAutoCADユーザの方は多いと思います。

オートデスクがユーザに対して行ったアンケートでは、AutoCAD、AutoCAD LTの10~15%の機能しか使っていないとの結果が出ており、「古い使い方」、「間違った使い方」をしている答えが多かったようです。

このような状況では、いくら効果的で便利な機能が製品に搭載されても、きちんとした理解・使い方がされない限り、業務効率が上がる事はありません。。

例えばシートセットマネージャ。
AutoCAD LTでも今後使えるようになる、とても便利な機能なのですが、この機能を使うには
  • テンプレート

  • ペーパー空間(レイアウト)

  • フィールド

…といった機能を理解して
  • バッチ印刷

  • e-トランスミット

…といった機能を併用することで、シートセットマネージャをより便利に感じることでしょう。

「テンプレートって何?」、「フィールドって何?」、「ペーパー空間は使わないから…」、「えっ、AutoCADって、複数の図面をまとめて印刷できるのっ!?」といった声をよく耳にします。
バージョンアップによって追加された新機能、また強化された・仕様が変更された機能を知って、理解して、業務に活かせるように、道具の使い方をちょっと考え直してみませんか。

■ CADマネージャの必要性 ~プロジェクトマネージャとCADマネージャのタッグ~
プロジェクトを統括するプロジェクトマネージャを先頭に、CADによる設計は各々が「バラバラのCADスキル」の状態で行っていたりしませんか。
繁忙期ごとにCADオペレータを常駐させてフォローしてもらうこともあると思いますが、このときバラバラの仕様で書かれたCADデータ、適当なデータ管理をしていると、更にメチャクチャな状態に陥ることにも成りかねません。
CADオペレータに指示を出すにしても、CADの機能を理解したうえで出す指示と、そうでない場合とでは、その後の作業効率が大きく変わってきます。

そこで、オートデスクはCADの仕様管理、使い方のトレーニング・サポート、データ管理などを担当するCADマネージャを置くことで作業効率の向上を図りたいと考え、ACP(AutoCAD Career up Program)と題し、CADマネージャの育成に力を注ぎたいとコメントがありました。

CADマネージャは、プロジェクトマネージャのサポート的な立場でプロジェクトにおけるCADソフトの活用、データ運用管理を一手に引き受けます。
CADの機能を習得し、必要であればプロジェクトメンバーに浸透させるための教育などを行います。
また新しい機能、ツールを検証し、業務に活かせるものであれば、その結果をプロジェクトマネージャと相談の上、機能、ツールの活用方法を決めます。

■ CADマネージャの育成
オートデスクはCADマネージャの育成として、自分がどれくらいAutoCAD、AutoCAD LTを使いこなせているかを確認できる「セルフチェックシート」、またその結果を踏まえ不足している知識を補うためのカリキュラムを作成できる「カリキュラムプランニングシート」というものを検討しているようです。
また「トレーニングマテリアル」として、2011年6月にトレーニングガイドが発売予定なので、このガイドをもとにトレーニングが行えるようになります。

セミナーなども予定されているようですので、該当する立場の方は積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

当ブログでもみなさんに“より多くの便利な機能を知ってもらえる”ように情報を配信していきたいと思います。
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